プロ野球に多いケガの1つが脇腹の肉離れです。野球の場合は体を捻る動作が多く、脇腹に負担がかかりやすいため、このケガに悩まされる選手も多いと言えます。このケガは投手でも起きる可能性がありますが、野手の方が脇腹のケガで登録を抹消されるケースが多いでしょう。野球の体を捻る動作は脇腹だけではなく、腰への負担も大きいです。そのため腰椎椎間板症というケガが発症してしまう可能性もあります。このケガは腰椎椎間板ヘルニアになる前の症状で、この段階でケガが見つかった場合にはリハビリ期間が短くて済むケースも考えられます。

プロ野球選手にとって過酷なことが、リハビリ生活です。ケガの度合いによってリハビリの内容や期間は異なりますが、リハビリ中はボールを握る動作やバットを振る動作といった野球に関わることをできない可能性が高いので、ストレスが溜まる人も多いでしょう。プロ野球の世界はレギュラー争いも激化しているので、ケガによる戦線離脱はレギュラーから降格させられる原因にもなります。そのためリハビリを焦ってしまい、別の部分を痛めてしまう選手もいるのが現状です。リハビリを終えても、いきなり一軍に戻れるわけではなく、二軍でフォームの修正から行わなければならないでしょう。