良くない行為だけど楽しい 乱闘は人気のイベント

プロ野球のルール上、乱闘は良くない行為とされています。野球では投手が投げたボールが打者に当たることで、その痛みや危険性から打者が投手に対して怒るという場面があります。この状況で打者側の加勢として出てくるチームと、投手側を守ろうという目的で出てくるチームがあり、結果として乱闘状態になっています。良くないとされている理由は乱闘が原因で負傷者が出る可能性があるからでしょう。乱闘が起きた場合には、当事者が退場を通告されることや、選手に危害を加えた人が退場処分を受けるケースもあります。
しかし、プロ野球における乱闘は盛り上がるイベントと捉えている人もいるでしょう。実際に乱闘が起きた際には、観客や応援団が声援を送るという状況が起きることも珍しくはありません。乱闘という形で、応援しているチームが戦っている姿を見るのも観客にとっては、野球の楽しみの1つと言えます。乱闘シーンは「プロ野球珍プレー好プレー大賞」という番組でも人気コーナーとなっているほど、盛り上がっています。
しかし、国際試合や交流戦が増えたことで、別のチームに所属している選手とも関わる機会が増えているので、乱闘を行う状況が少なくなっているでしょう。