プロ野球中日ドラゴンズの課題

落合監督が、監督を務めていた時のドラゴンズは、打率こそ低いものの守り勝つ野球で常にAクラスに入っていました。落合監督は情報を外に漏らさないことを徹底していたので、不気味な強さがある球団としてセリーグに君臨していたのです。
しかし、落合監督が退任してからは徐々に勢いを失ってしまい、近年は一度もAクラスに入れないという状況が続きます。
特に課題とされるのは中継ぎピッチャーで、試合終盤に逆転されて負けることが非常に多くなっています。
試合終盤に逆転を許すと、ファンはもちろん戦っている選手も落胆して気持ちの切り替えが難しくなってしまいます。すると現場の空気も重くなってしまい、気付いたら大きくAクラスと離れているという戦いぶりです。
バッターも最低限の仕事やチャンスでの一本が出ずに、試合展開が重くなってしまうケースが多いです。
野球の試合は流れも大切なので、例えばノーアウト満塁で無得点だと相手が一気に息を吹き返してしまいます。
また、特に野手の育成もスムーズに進んでおらず、ほとんど一軍に出ないまま三十歳前後を迎えている選手も多いです。これから強くなる為には投打のバランスを安定させることはもちろん、若い選手の台頭が不可欠です。